茶事に初めて参加する際に必要なもの、準備をまとめました
コロナが明けてお食事もいただく、茶事も行われるようになりました。
まだ初心者で慣れていない中で参加するのはドキドキ
参加前に社中の先輩方や慣れている方に聞いたこと・実際参加してみて困ったことを踏まえてお伝えします
服装は礼装が基本です
基本的には着物を着ます
着物種類はお茶会の格式にもよりますが
着物は色無地に一つ紋、帯は古典柄の袋帯の二重太鼓だと礼装になるので無難です
訪問着など着られている方もいらっしゃいました
洋装の場合はフォーマルな礼装をおすすめします
靴下・足袋は履き替える
お茶室に入る際、気をつけるマナーとして
畳を汚さないよう気遣いましょう
白い靴下・足袋を履き替えます
足袋の場合、足袋カバーを活用すると便利です
着物を着たままでの足袋の履き替えはしにくいので、ストレッチ素材の足袋カバーだと
脱ぐだけで済みます
これだけは持っていこう 基本の持ち物
数寄屋袋(すきやぶろ)にセットしておくと便利です
- 帛紗
帛紗は拝見で使用することがあります
貴重なお道具を見るために使うので汚れのない新しいものが好ましいです
お稽古で使う用とお茶会用2枚あると安心です
- 扇子
挨拶、拝見などに必ず使います
扇子は結界を意味し、相手への敬意を表すものとのことです
茶道用のものを使います
- 懐子
懐子はお菓子をいただくときのお皿として使う
御濃茶を頂いた後、茶碗の飲み口を清める
お料理をいただいた後のお皿を清めるなどに使用します
いつもより多めに持っていると安心です
懐子には女性用と男性用があるのでご注意ください
大判のものが男性用です
- 風呂敷
荷物を包みます
アウターや手荷物をまとめておく時に包みとして使います
自分の荷物をコンパクトにまとめ、他の方の荷物と取り違えないようにする
汚さないようにする、といった配慮にもなります
帰りに荷物が増えてしまった時にも使えるので1枚あると重宝します
- ビニール袋
普段のお稽古では使わないので忘れがちなビニール袋とハンカチ
特になくて困ったのがビニール袋
お料理を食べた後、器を清めた時に使用した懐子を入れたり
食べきれない分を入れる時に必要です
- ハンカチ
茶室に入る前、つくばいで手や口を清めます
ハンカチは濡れた手を拭くのにあると便利です
時間には余裕を持って到着しよう
席入の30〜20分前には着くようにすると安心です
席入りの前に寄付(よりつき)で身支度を整えます
そこで足袋の履き替えや荷物をまとめたり席入の準備をします
場合によっては異なるかもしれませんが
入り口に打ち水がされていれば
「用意ができておりますのでお入りください」の合図です
あとは周りの方に学ぼう
始まってからも様々な作法はありますが
おもてなしに感謝すること、周りの方と和を持って楽しみましょう
正客の方は招かれた方々の代表としてちょっと違う動きになりますが、次客以降であれば
ほぼ同じ動きになるので、前の方の動きを見て真似しつつ
わからないことは聞いてみると良いです
余談 食べる速さには気をつけて
お茶事には時間が決まっている場合があります
もちろん食べるスピードは人それぞれですが
自分だけが極端に遅いと次のお料理が出せなかったり
進行を遅らせることもあります
なるべくペースを合わせましょう
食べきれない時はビニール袋に入れてしまうなどして
持ち帰るのも一つの手です
食べ残しを処分してくださいと皿に残すことはしない方が良いです
開かれている会場などによっても対応は異なるかと思いますのでご注意ください
あくまでおもてなしされている立場であることに感謝する気持ちを忘れないようにしましょう
まとめ 茶事は楽しんで
せっかくの場ですので、日常にはない空間を楽しみましょう
作法も大切ですが、皆さんの心遣いが随所に現れるお茶時は
普段の生活とはまた違った気付きがあります
ぜひ参加する機会があれば参加してお茶の世界を楽しんでください
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